北海道サイクリング2011 その1 〜旅の始まりは大荒れ〜

自転車・・・。
自転車はペダルの回転した数に比例して進む距離が決まる。
例えば、フロント48Tでリアが16Tのギアで漕ぐとする。タイヤは1回転すると約2m進む。その自転車でペダルを1回転させるとタイヤは3回転し、その自転車は6m進む。仮に600km進みたいならば、ペダルを10万回転させれば確実に600km進むことができる。自転車とはそういう乗り物。長い距離を進む上では、たかが6mしか進まないこの1回転が、あの1回転が、非常に重要になるのだ。
まぁ実際にはペダルを回すのをやめてもタイヤは回り続けるので1回転で6m以上進むのだけれど。



****************************************

 1日目 (家を出発した日を1日目とする)

敦賀発のフェリーは日付が変わった1時に港を出る。敦賀まではJRで輪行。準備を済ませ、昼飯は丸亀製麺ぶっかけうどんの大の温かいのを食う。その後帰宅し、15時前に家を出る。東海道線北陸本線を乗り継ぎ敦賀へ。


この時間の東海道線は空いてる。休日だったしね。



米原

しらざぎには乗ってない。


北陸本線もそこそこ空いてて、良い位置に自転車置くことができた。


敦賀着は18時頃。

サクサクっと組み立てる。

まだ荷物の積み方に慣れていなくて、リアの荷物が横にずれて落ちてリアのスプロケにこすれるというハプニングがあったり。高速走行中に起きたらマジ笑えんかった。去年の荷物の積み方を思い出し再現することでこの問題は解決した。


敦賀駅前の街並み

一眼で撮ると・・・そこそこキレイに見える?



19時。
アルプラザ敦賀へ。買い出し・夕飯を食うために。

こんな時間だけど、もうけっこう店は空いていた。駐輪したまま長時間その場所を離れるのも嫌だったので、1階のマックで夕飯を食べることに。自転車が見える席に座り、てりやきマックバーガーのセットをほおばる。食べている間、何人か自分の自転車の前を通ったが、誰も俺のwカッコいいwロードバイクwに一瞥もwwしないwww! 俺が気にし過ぎなだけ! 敦賀は田舎といえば田舎(あくまで名古屋よりは)だけど、田舎ほど自転車泥棒のような犯罪は少ないのかな。歩いている人を見ても、大抵は中高生かお年寄り。若者多いな、って思えるけど大学生はいない。福井出身のリア充もたしかそんなようなことを言っていた。大学行く奴は福井を出て行くのだよ、と。福井を出て大学デビューする女子大学生の大学生活を想像しながら食うてりやきマックバーガーは、いつもよりほんの少しおいしく感じた。


20時。
買い出しも済まし、フェリー乗り場へ向かう。たしか去年はフェリー乗り場行く道で迷ったんだっけな、と思い出している間に敦賀リア充スポットに到着。実際に、多くのカップルがベンチに座る俺の目の前を幸せそうに通って行った。

よくわからんアングルで何が撮りたいのかもわからん写真だけど、それが俺の写真っていうもの。


リア充スポットにずっといても仕方がないのでフェリー乗り場を目指す。でもフェリー乗船時刻は0時過ぎ。あまり早く行っても意味ないのだが。
フェリー乗り場に着くと「乗船される方? スタンド付いてますか? あーじゃあ向こうの壁に立てかけといてください」と慣れた口調で係員に言われ壁際に自転車を立て懸ける。しばらく外で待っていると、今回の旅でフェリーだけ一緒に乗る予定の「ぶーでー氏」が愛車のCB400に乗って颯爽と現れた。

二人で乗船手続きをし、乗船を待つ。3時間以上・・・orz
ぶーでー氏と一緒にいても何も生まれないので自分は一眼片手にブラブラ。
撮る

撮る

撮る

撮る

新車(Fit)が大量に運び込まれていた。

撮る

下ろす作業をしばらく見物していたんだけど、上段の車降ろす時、想像以上に不連続になるっぽい。



そんなこんなで時間をつぶして、いざ乗船。乗船後、すぐ風呂に入った。
去年は2等だったけど、今年は少し奮発して2等寝台。部屋に入ると携帯が圏外になってしまうので、しばらくロビーっぽい所でメールをしていた。

そして船は港を離れた。後方のデッキで写真撮ったり。

当然のように上手く撮れない。

写真も一通り撮り終わったので眠りにつくことに・・・。





走行距離 5.94km/h
Ave. 16.4km/h
MAX 31.6km/h





****************************************

 2日目

8時起床。目覚めの良い朝。
ぶーでー氏はまだ眠りについている模様。
買っておいたチョコスナックパンをロビーでほおばる。テレビではBS放送NHKトライアスロンがやっていた。

バイクの1周目まで見た。

その後レストラン横のプロムナードの椅子に座って音楽聞いたり読書したり写真撮ったり。

・・・

写真じゃあんまわからんけど・・・波が高くてゲーゲーしている人が大量にいた。
前日の夜に横になった段階で船がかなり揺れているのは知っていた。自分はその揺れが心地よくて「あー船乗っとるわー」っていう感じがして良かった。でも朝起きてみるとかなりの人が酔っていたのだ。船内放送では波の高さは3mと言っていたからけっこう波は高め。風呂も閉め切られていた。そんな状態で開催されたビンゴ大会は全然盛り上がらず

淡々とビンゴが進行していく。司会の人も無理にお客さんをいじったりしない。ビンゴ中にも小さい子がゲーしていた。ホント地獄絵図だった。ちなみに自分はビンゴにならず・・・

なんとも微妙な結果。まこんなもんか。


南行の「すいせん」とは何気にビンゴ大会中にすれ違っていた。

気付いてる人あんまいなかったっぽい。アナウンスなかったし。



ビンゴ大会が終わって寝台に戻ってみると、ちょうどゴリラが1頭目を覚ました。

ゴリラも酔っていたようだ。酔ったゴリラを昼飯に誘ってレストランへGO!

味噌ラーメン

去年より不味くなってねーか・・・。

箸の持ち方が若干、いやかなり気になるゴリラは食欲がないようでご飯とみそ汁と漬物だけ注文、そしてご飯を残していた。酔ったゴリラをいじるのもかわいそうなので酔い止め飲んで寝なさいと指示。自分は自販機でガラナを買って、持ってきた柿ピーをいただいた。


夕方になると揺れもおさまってきた。ゴリラも少し元気になったようだ。良かった良かった。

津軽海峡かな?


日が暮れると長かった船旅も終わる。下船に備える。

ヘルメットにはSG305を装着。パーカーとパールイズミのウィンドブレーカーを着る。


車両甲板へ。荷物を積む。

下船。

右に立っているのはイケメソのぶーでー氏(ゴリラ)。

フェリーは苫小牧東港に着く。苫小牧駅前に宿をとってあるのでそこまで走らなければならない。苫小牧市街地までは20km以上。真っ暗闇を1時間近く走らなくてはならない。この1時間はホントにつらい。
鹿注意の標識にビビり、ツーリングマップルマジック(地図上では近くに見えても実際は非常に遠いこと。20万分の1にはだまされる)にかかりつつも、早く宿に着きたい一心で力強くペダルを回し、去年も通った道で若干の土地勘もあったので、一応迷うことなく無事宿に到着。かなり不安ではあったが。宿では先に着いたぶーでー氏がネットサーフィンしていた。

部屋

今回の旅の宿では最高ランクの部屋。居心地良すぎ。ちなみにぶーでー氏とは別の部屋です。





走行距離 24.23km/h
Ave. 26.0km/h
MAX 35.3km/h



**********
 つづく・・・ その2へ
**********