北海道サイクリング2011 その3 〜やっぱ俺の人生、基本的に向かい風なのか〜

その2の続き

 4日目

6時半起床。
相部屋で、ライダーさんたちも同じ部屋で寝ているので、5時起きとかいう暴走もしづらい雰囲気。朝食が7時半からなので6時半ならギリ許されるだろってことで6時半起き。まぁ自分は朝食の時間より早い時間に出たかったので朝食は頼んでいないから6時半起きなわけだが。自分が起きると同部屋の4人中3人が起きた。
着替えたり歯磨いたりトイレ行ったりして準備。トイレが洋式で、家のトイレよりもキレイだったので快便だった。
7時過ぎに準備が終わり、お金を払って宿を出る。談話室には前日仲良くしてもらったハーレー乗りグループがおり、チャリダーのお兄ちゃん出発だぞーということで、わざわざ外まで見送りに来てくれた。

本当にうれしかった。短い間だったけど楽しかった。もっと長い時間一緒にいたかったけど、もしそうなっていたらお互いの嫌な部分が見えたり見えなかったりで良い思い出だけにはならなかったかもしれない。だから短いくらいが調度いいのかも。
さろまにあんのマスター、お客さん、楽しい時間をどうもありがとう。



この日も天気は微妙。

というか曇り。晴れてはいなかった。


サロマ湖沿いをしばらく走るとサイクリングロードを発見。

オホーツクサイクリングロード。ツーリングマップルにも載ってるからそこそこ有名なのか。全長は・・・何キロあるか知らんがけっこう長い。たぶん数十キロある。



こんな感じの道で、走りやすいんだけど・・・


こんな看板があるもんだから怖い。車道から離れたところを走る区間も多いし、他に走ってる人いないし。
終始ビビりながら走ってた。幸いクマには出会わなかった。


このサイクリングロードは廃線跡を利用したものらしく、ときどき昔の面影が見られる。


駅の跡とか


「ヤバい!轢かれる!!」とか


この機関車は客車部分がライダーハウスになっており、隣の喫茶店で申し込むと泊まれる。
中はこんな感じ。

キレイだしけっこう快適そう。


ここで写真撮ったりして少し休憩した。一応クマよけとしてモンベルで1000円で買った鈴をブレーキのワイヤー部分に付けていたのだが

この位置ではなめらかな路面を走っていると全然音が鳴らない。
だから路面状況に関係なく音が鳴る場所に付け替えようと思って考えた場所が・・・ココッ!

ココなら絶対鳴るだろjk
走ってみると、鳴るわ鳴るわ。すごくリズミカルに。ケイデンスが耳でわかって自分的にはありだなって思った。



少し走ると、なんか観光地っぽい所を発見。
「日本一サンゴ草群落地」

サンゴ草

人いっぱいいたけど、あんまパッとしんなって感じ。
ここの良さがわかるようになるには、あと20年くらいかかりそう。



サイクリングロードを順調に、でもコンビニとかはないからあまり飛ばさずに走り、無事完走。

この看板ズームで見たら距離書いてあったわ。全長39kmだって。

さて、このサイクリングロードの終点が、網走市街地なわけですが・・・網走でなにしよ。下調べしてきてないから頼るものといえば、マップルか0円マップ。あまりルートから外れたくはないので近くにある観光地は、と・・・網走刑務所ですか。

現在使われている刑務所。監獄の博物館みたいな方は行ってない。被収容者の写真を撮ると人権がどうたらこうたらで処罰されます的な注意書きがあったけど、見る限り被収容者は発見できなかった。

門の正面の売店に入って土産とか受刑者の生活の様子を見たり。

むむっ

午前中の刑務の合間の、たった15分の休憩で将棋をやるとは思えんのだが・・・。



ここもさほどおもしろくなかったので先を急ぐことに。

11時前。
網走なぅ(>_<)

ってつぶやいてた時がなつかしい。あれからもう1週間以上経つわけか。


名鉄グループだってさ



さらに先を急ぐ。R244をひたすら東へ。
うーん、知床の方は天気悪そう。

台風近づいてたし。天気良ければきれいに知床山脈が見れたんだろうな。


R244はホントなんにもない。ただの道。天気が良くないから景色もいまいち。やっと見つけた休憩スポットがココ。

原生花園駅。夏季限定の駅らしい。
名前からして自然豊かで花がキレイなんだろうけど・・・

正直微妙。相変わらず良さがわからん。ここはあと30年くらいかかるかも。良さがわかるようになるまで。

こういう小さな花を大切にできる人間に、そういう人に私はなりたい。

ハチのフサフサ感がかわいい。



おれおれ。



13時。道の駅「はなやか小清水」着。

昼飯は網走の道の駅で500円のカニ飯を食べたんだけど、量が少なすぎてまた腹減ってきた。食べたの11時くらいだし。だからココでまた昼飯食べることに。0円マップによると、ここで800円でイクラ丼が食べれるらしい。んで食った。

宝石箱やーって喜ぶべきシーンなんだけど、あんまりイクラは好きじゃない。でも産地で新鮮なものなら絶対上手いだろうということで注文した。まぁおいしかった。でも個人的には親のサーモンの方が圧倒的に好き。



この道の駅を過ぎると、国道は線路から離れる。国道は交通量多いし線路沿いの方がアップダウンが小さい可能性もあるので、自分は線路沿いの道を走ることに。
少し走るとまた国道に合流してしまったが、その後すぐにまた国道を外れる。今夜の宿がその道沿いにあるからだ。


こうやって見るとけっこうすごい道のくぼみ。
走って通過してみると、別にどうってことない。



こっち見んな!



15時。

ということで宿到着。ライダーハウスクリオネ」。予定より早く着いてしまった。お金払って荷物置いてテキトーにGO!

宿から2kmくらいのところにある知床斜里駅。

キレイ。新しい。
この駅には色々とかなりお世話になった。主にトイレなんだけど。


まだ時間はある。マップル見て目的地考える。R334を知床方面に少し行って、R334のカーブを曲がらずにまっすぐ行った先にある「名もない展望台」に決定!

到着!

一直線に続く道。
この場所からの眺めは今回の旅で見た景色の中でもトップクラス。何日か後に有名な展望台とかいろいろ行ったけど、そういうところからの景色よりも自分はココからの眺めが好き。大好き。


この写真かなり頑張って撮ったんだよっ!
三脚欲しいですね。あとリモコンか。


暗くなる前に斜里市街地へ戻る。

斜里岳

きれいに雲が・・・


パチ屋はどこの街でもそこそこ繁盛している。

ここにも非常にお世話になった。

ホームセンター「坂本ホーマ」
とりあえずこの日は、翌日は台風で自転車乗れないと考えていたので折りたたみ傘を購入。翌日は宿に自転車置いて、傘を持って鉄道の旅にする予定だったから。

道の駅「しゃり」

PCが置いてあってネットが使える。それだけで充分。自販機なんかいらない。てかない。


夕飯は道の駅の隣にある店で知床しゃりブランド御膳1500円を食らう。

サーモン・イクラがメインか。



飯食い終わったので宿に戻る。基本的に自炊はしない。この宿は飯が付いていなかったので外で食った。

宿内部


布団付きは素直に、非常にうれしい。

このライハは温泉が24時間入りたい放題で、ここの温泉は自分好みの温泉だった。ヌルヌル系で。
それで1泊500円。安さはサイコー。ただトイレが汲み取り式・・・。
翌日は台風接近がほぼ決定していたので、自分は連泊することをこの日のうちに決めていた。

さて明日はどこに行こうか・・・。
22時。おやすみ。





走行距離 113.51km/h
Ave. 22.6km/h
MAX 62.4km/h



**********
 つづく・・・ その4へ
**********