北海道サイクリング2011 その7 〜リベンジなぅ!〜

その6の続き

8日目

前日の夜は24時まで宿で飲み会。自分はほとんど飲んでないけど。他のお客さんは7時に起きると言っていた。朝食が7時30分だから。この日は摩周湖展望台まで行って、その後、鉄道駅のある道東最大の大都会「釧路」に行く予定だったので、他のみなさんより少し早い6時に起きますと前日の夜に高らかに宣言していた。そう言っていたものの、やはり相部屋で自分だけ早く起きて、着替えて洗濯物を畳んで圧縮袋に投入して出発の準備をすることに対しては抵抗があった。だから自分も7時に起きた。この時はまだわからなかったが、この1時間の遅れはけっこう大きかったかもしれない。


朝食中のお客さん達にあいさつし、宿を出る。マスターはややクセのある人だったが、自分はそんなに嫌いじゃない。お客さんも良い人ばかりだったから概ね良い宿だった。

宿の犬。ポチ。

ウソ。名前は知らん。



なんだかんだで出発したのは8時。この日が一番遅かったんじゃないかな。


宿出ていきなりの・・・これは霧?
こんなんで摩周湖見えるんか?


まず摩周駅へ。

荷物をロッカーに投入。300円。
摩周湖へのヒルクライムに備えての行為。疲れもたまっている頃だし、何より3日前にバスで登った時の記憶が自分にそうさせていた。


リュックはリアキャリアに。
もうこれで登れんかったら仕方がないってレベル。


登り始める。始めは比較的緩い登りだけど一直線の道だから進んだ感覚があまりない。

天気は良い。


弟子屈市街地から摩周湖第3展望台までは、距離にして10km、標高差600mだから平均斜度は6%ということで、これは知床峠よりもキツイ数字。確かに前半の傾斜が緩かった分、後半の傾斜がきつく知床よりも大変だった。

これは後半の写真。

あと少し! 頑張れ!



9時過ぎ。まずは第1展望台に到着。

天気良いね! 湖もちゃんと見えるよ! 3日前のリベンジ成功!

第1展望台で写真撮ったりふらふらしていると、宿で一緒だった鉄旅している社会人と、出張ついでに観光している社会人が車でやってきた。「おっチャリダー!」てな具合に声をかけられ、しばらくしゃべった後でお別れ。二人はこの後、屈斜路湖に向かいコタンと砂湯に入るらしい。コタンは前日の夜に自分が勧めたから行くことにしたそうだ。


第1展望台を出て、第3展望台へ。

第1展望台からの眺めが良いという人も第3展望台からの眺めが良いという人もいるが、個人的には第3展望台からの眺めの方が好きかなぁ。なんとなく。


海のように青い。


湖の反対側を見ると

キレイな高原道路って感じ。けっこう登ってきたのがわかる。



時間があまりないので、あまり長居もできず来た道を戻って先を急ぐ。
約10kmのダウンヒル。景色は良いし車にも抜かされず、サイコーだった。

この後は釧路を目指すわけだが、そのついでに多和平に行くと決めていた。この多和平に関しては前日にぶーでー氏にメールで教えてもらった。それまでは知らんかった。多和平のことを宿のライダーさんに聞いたところ、開陽台よりもおススメ、とのこと。こりゃ行くしかないだろjk 若干の遠回りになるけど。

そしてなんだかんだで弟子屈市街地を出たのが11時過ぎ。この時の走行距離は30km。道路標識には釧路まで79kmの文字。あー今日も100kmは越えるな、というかこの79kmは国道を通って遠回りしないで行く場合の距離だから・・・ヤバい、あと100km近くは走らないかんのではないか。時間も時間だしこれはヤバいぞ。暗い道はもう走りたくないよ!


R243を東に進み、r1040を右折。
しばらく走ると多和平に到着。看板もあり迷うことなく行けた。開陽台ほどではないが、最後は少しばかり上り坂。

時刻は12時30分ということで、昼食をとることに。手作りソーセージ入りカレー。可もなく不可もなく。


地平線の見える大牧場

地平線見えた。360度こんな感じ。開陽台とは甲乙つけがたい。両方良い。
キャンプ場もあって、こんなところにテント張って泊まったら夜は一面の星空で素晴らしいだろうなって思った。



キリンさんが好きです。でもヒツジさんのほうが、もーっと好きです!



ここでもあまり長居はせず先を急ぐ。釧路まではまだまだ距離があるから。

多和平を出てR391をひたすら南下。見どころはあまりなく、ひたすら走るだけ。車もけっこう多いし。そして朝から少し感じてはいたんだけど、向かい風じゃね? スピードが出ん、気がする。疲れかもしれんけど。
ホントにひたすらはしるだけで、写真もあまり撮ってない。釧路湿原の東を通るからなにか見えるかなって思ったけど、たいした景色はなかった。途中、展望台はいくつかあったけど、時間を気にするあまり寄ることができなかった。時間があれば温泉にも入りたかったんだが、全然無理だった。残念。

何度かセイコマで休憩・補給をし、少し暗くなった17時前に無事釧路到着。

やっぱ急ぐのは嫌いだ。自転車で急ぐと危ないし。

つーか釧路、普通に「都会」だ。人多い、車多い。夕方だったからかもしれんが、道広いのに渋滞しとった。おかげで中心部では歩道をゆっくり走る羽目に。釧路の車道走るのは名古屋の車道走るのと同じくらいの怖さ(そんくらいの怖さなら車道走れないかんのだろうけど)。

この日は釧路に着いてからも宿が決まらず。さまよう。

幣舞橋

釧路川ほとりでベンチに座って考える。

一軒ライハがあったが、誰もおらず開いていない。電話かければ開けてくれるそうだが、18時の段階で誰もいないということはこの日宿泊するのは自分一人だけになってしまいそうだったのでライハは却下。恐ろしくボロくて汚かったし。ライハがダメとなるとあとはビジネスホテルしかない。駅前のビジネスホテルの価格を徹底的に調べ上げる。その結果、東横インが最安値だと判明(あくまで自分リサ−チ)。受付で宿泊費の話を聞いていると、会員になるとさらに安く泊まれてお得ですよ、と。ということで会員になりました。その時写真付きのカードを作るから写真を撮られたんだけど、その写真がひでぇ。ずっとメットかぶってたから髪ぺしゃんこだし、疲れた顔しとるし。

部屋に荷物を置いてシャワー。疲れをとる。
シャワーを浴びた後、ロビーで無料でカレーライスが食べれるというので食うことに。列に並んでればカレーもらえたので宿泊客じゃなくても食べれるんじゃね?って思った。


その後、一眼を持って釧路市内をぶらぶら。

この温度ならTシャツにパーカーでおk。



20時前だけど、車が途切れるとまったくひとけがなくなる。


ブック亭

本屋なはず。


釧路駅へ。

こんなタクシーいらんだろって思ってたけど・・・


札幌からの特急スーパーおおぞらが到着する時間だったんですね。


カレー一杯では全然腹いっぱいにならなかったので駅の隣の食堂に入る。

豚丼。かなりおいしかった。


食後、まだまだ歩く。


そう、ここに泊まったんだよ。



幣舞橋からの眺め。
なかなかのリア充スポットの雰囲気があったけど、ランナーとかウォーキングしてる人ばっか。



って思ったら・・・爆発しろっ!!


ロータリーを長時間露光で撮る。

まぁこんなもんか。



無駄にキレイ。見てる人、全然いない。



タイムスリップ感出してみた。
ホント最近「12時間前に戻りてぇ」とかスケールの小さいタイムスリップが頻繁にしたくなる。もう後悔してばっか。



「これは廃墟です」って張り紙するよりもわかりやすい廃墟。


22時前、ローソンでガラナとシュークリームかって宿に戻った。

普段はスイーツとか買わん人間だけど、どんだけ食べても満腹感が満たされず、さらに体が甘いものを欲していたので買ってしまった。



F1やってたけどスタート前に寝てしまった。




獲得標高1100m!



走行距離 126.21km/h
Ave. 21.2km/h
MAX 57.2km/h



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 つづく・・・ その8へ
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