北海道サイクリング2011 その8 〜帰りたい気持ちと帰りたくない気持ちが半々〜

その7の続き

9日目

6時。この旅で初めてとなるベッドでの目覚め。良い。
ロビーで朝食が食べれるとのことなので支度してロビーへ。
バイキング。なくなり次第終了の朝食。なくなり次第終了=早い者勝ち。早く起きた理由の一つに、朝食腹いっぱい食べたいってのはあった。


朝から

食う。


 
食う。

さらに食う。

1枚目と2枚目の写真の間にもう一皿食べてる。あと1枚目は食いかけ。つーか朝からどんだけ食うんだよ。今日はちょっと釧路湿原までってレベルだぞ! その後は午後一のスーパーおおぞら使って苫小牧まで輪行するだけなんだよ!




飯後、部屋に戻り出発の準備。最初の目的地は郵便局で、9時にしか開かないからあんまり早く出ても意味ないんだよなってことでテレビみたりしてまったり。出発したのは8時くらいだったか。。


自転車は駐車場の入口に置かせてもらっていた。地球ロック出来る環境下ではなかったが、なんかもう北海道とかチャリ盗難関係ねぇんじゃね?とは思い始めていたので、なんの抵抗もなく駐輪できた。むしろ屋根有りの場所に停めさせてくれて感謝って感じだ。



まずは釧路駅へ。特急の指定席券を先に買っておく。窓側がいいし。
自転車を停めてみどりの窓口へ。空いてる。窓口のお姉さんが、どストライクで、若くて、痩せてなくて、なんかもうずっと見ていたい、そう思ってしまうような感じだった。自転車と一緒に乗る旨を話し、じゃあ荷物置き場に近い窓側の席を取りましょうと自分とお姉さんの二人で決め、そのお姉さんが可愛いからではないがその決まるまでの時間がまぁそこそこ長く、要するにチケットをもらうまでの数分間は非常に幸せだった。



その後、郵便局へ。


リアキャリアをはじめとするいらない荷物を家に送りつけるために来たのだ。
まだ開いていなくて、郵便局の外で準備していると局長的な人に「ご苦労様です」と声をかけられた。なぜ声をかけられたのかわからなかった自分は、「あっすいません、勝手に場所お借りして、邪魔でしたか?」と聞いたのだが、「全然けっこうですよ、お疲れ様です」とすがすがしい笑顔で言われた。釧路中央郵便局の局長さんイケメソだー。なぜ話しかけられたのかって疑問を抱いた自分が情けない。話しかけるのに理由なんてないのだよ、温かい心を持った人にはね。キリッ
去年の経験から、ゆうパックで家に送ると、荷物の中身を全て紙に書かされる(空輸するから)ので、届くの遅くてもいいから陸路で送ろうと考えていた。実際カミソリとか液体類入ってたし。その旨を局長さんに言ったら「そうですねー陸路でとお願いしていただければ大丈夫ですよー」と。ホントにいろいろありがとうございました。




そんなこんなで準備完了。リアキャリアは白い袋の中。ロープでぐるぐる巻きに。



荷物送って身軽になったところで釧路湿原へ。どこからが釧路湿原なのかわからんがとりあえず北を目指す。
釧路川の堤防を走って釧路湿原道路へ。

橋の上にて。

赤い方押してみたら音楽と解説が近くのスピーカーから流れてきたけど、停止ボタンって必要? 途中で飽きたから停止させずに離れちゃったんだが・・・



やたらまっすぐな新釧路川。調べてみたら人工河川だったわ。



これが釧路湿原でおk?
どこまで行ってもこんな感じで、でも時間があんまりないからこういう景色しか見れんかった。



道は快適すぎる。



こいつが見れればテンション上がっただろうけど、時期的にどうなん?



11時前。時間ないので釧路市街地に引き返す。
釧路発の特急スーパーおおぞらは13時過ぎ発。昼飯は釧路で食う予定。ザンギ定食的なのが食いたかったけど、自分の情報収集能力では近くの良い店を見つけられず。こういう時にスマホがあったら・・・と思わずにはいられなかった。悔しい。

仕方がないので勝手丼で有名な和商市場へ。

サンマの塩焼き定食。
勝手丼は食わない。弟子屈のライハで、ライダーさんに勝手丼は結局高くつくからやめといた方が良いと言われたから。市場を歩いても、勝手丼やってる人見なかった。
サンマはおいしかったけど、家で食う熱々の焼き立てのサンマの方がおいしく感じた。ここのも当然熱々だったんだけど、うーんなんかね。俺の舌がダメなんかな。



12時30分。

輪行準備開始。


・・・


やや手間取る。

13時過ぎ、無事輪行準備完了。
列車は13:25発だから、まあ余裕っちゃ余裕だけど、あと15分遅れとったら焦って間に合わんくなっとったな。


自転車を担ぎ改札を通過。ホームには既にスーパーおおぞら10号が停車していた。でも車内清掃中で中には入れない。スーパーおおぞらは一部の車両に荷物置き場がある。自分はそこに輪行袋を置きたかった。でも先に他の人にスーツケースとかを置かれたらヤバい。実際スーツケース持ってる人がホームにいっぱいいた。だから自分は指定席だけど、ホームに並んで先頭キープ。これなら絶対置けるだろjk

車内清掃が終わり、乗り込む。

ゲッツ!

こんな感じで置けるから輪行難易度は最低ランク。自転車置いたらあとは席で座って居眠りするだけ。


荷物も置いたし、出発まで少し時間があったので写真を撮る。

もうちょっと横の角度から撮った方が良かったかな。


出発。


途中、野生動物のせいで急ブレーキかかったり。



帯広はかなり都会に感じた。



特に文字にして書くようなことはなく、16:48に南千歳駅到着。ここで千歳線に乗り換え。


スーパーカムイ、ゲッツ!


17:05、苫小牧行き普通列車に乗り苫小牧へ。


17:28、苫小牧着。

去年と同じ場所、同じ時間帯で写真撮影。

すばやく自転車を組み立て、行きのフェリーで一緒だったぶーでー氏が待つイオンへ。
R36の歩道上にある自転車道を走ってイオンへ向かう。もうだいぶ暗い。


18時過ぎ、イオン到着。

国道からだと駐車場の向こうに建物があるから、看板とかの照明全部消えてて危うく気付かずに通り過ぎるところだった。

駐輪場に自転車を停め、ぶーでー氏に電話。
ぶーでー氏現る。ぶーでー氏の顔を見てホッとした気持ちは確実にあった。お互い事故も怪我もなくこうして再開出来たことは非常に良かった。

フェリーは23:30発だ。
まずは夕飯。去年と同じ、フードコート内の札幌ラーメンみそ源でラーメンと炒飯を食べる。

去年の方がうまく感じた。正面にぶーでーがいたから?


その後、買い出しを済まし、イオンを出て港を目指す。イオンから港までは20kmくらい。この真っ暗闇を一人で走る20kmが嫌で嫌でしょうがなかった。
市街地を離れると、そこはもう真っ暗で、相変わらずの鹿注意の標識、たまに通る大型トラック、そして濡れた路面(昼間に降ったらしくて一部濡れた路面があった)。早く港に着きたい一心で走った。


これは本当に真っ暗な道で撮った写真。フラッシュ焚くとかろうじて足元だけ写るけど、ライト全部消すと本当に真っ暗。そして車1台も通らなかったり。つーか勇払越えてからの約10km、1回も車に抜かされんかった!
真っ暗過ぎるとチャリダーはどうなるかというと、道を間違える。交差点の場所すらわからんくなる。交差点の手前10mくらいに来てようやく「あーここ交差点か」ってなる! 交差点がわからんくらい真っ暗だと、当然道を知るためのランドマークも見えず、だから地図見たって道もわからず、下手すると自分の居場所もわからず、あーやっぱツーリングマップルの20万分の1はキツイなって思って、そうするとサイコンの走行距離がけっこう大事だったりして、マップル上で1cmは実際の2kmだからって計算するけど、これもけっこう当てにならんくって、「あーーー!」ってなる! あと道の轍がまったく見えん! 水たまりも見えん! 最後の最後でデカイ水たまり踏んで最悪だったよ!



21時前。苫小牧東港到着。

一応無事に北海道の走行を終えた。


やっぱ出航までは暇なので撮る。


ココを登って車両は乗り込むんですよ。


徒歩で御乗船の方はこちらから。


休憩所にて。

行きの反省を活かしちゃんと酔い止めを飲むぶーでー氏。(顔デカイからしょぼーん京なす3つ必要だったわ)

23時前に乗船し、風呂入って写真撮ったり、ぶーでーと少し語ったりしたあと就寝。



あー恐ろしく充実していたこの時に戻りたい。



走行距離 46.51km/h
Ave. 19.3km/h
MAX 36.2km/h

荷物積んでないのにでれ遅いな。



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 つづく・・・ その9へ
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