おれ事件簿 その1

金田一少年の事件簿」の事件編を読んで俺が推理するエントリ。

今日は単行本16巻の「蝋人形城殺人事件」。事件編と推理編がキレイに別れているということで友達に借りた。






 * 背景 *

 登場人物紹介

・客の世話係 南山しゅんぞう
・推理作家 多岐川かほる
推理小説評論家 坂東九三郎
・ロス出身 エドワード・コロンボ
・探偵社社長 当麻恵
・犯罪ルポライター 真木目仁
・ドイツ警察最年少監察医 マリア・フリードリヒ
犯罪心理学者 リチャード・アンダーソン





 事件について。合計3人死ぬこの事件。

・第1の殺人
 当麻が殺される。自室で。蝋人形と同じ体勢で。蝋人形も本人も3と9のビリヤード球を握っていた。



・第2の殺人
 リチャードが殺される。鉄の処女で串刺しにされた後、部屋で胸に杭を刺された状態で。先に見つかった蝋人形の胸には杭が乗っているだけで刺さってはおらず。



・第3の殺人
 坂東が殺される。自殺に見せようとされていた。蝋人形の目からは涙は流れていない。







 * おれ推理 *

 まず、犯人は・・・・わからん。わからんけど、おそらくマリア・フリードリヒと南山の二人が共犯という答えを導こうと思う。

 漫画の中で、事件解決のキーが散りばめられているわけだが、自分なりにキーとそのキーの意味するところをまとめる。



・美雪のいう「あの人」の身に付けている「なにか」
 美雪が「あの人があんなものを身に付けているなんて」とか「今はしてないのね」みたいなことを言っていた。これはおそらく事件解決のキーになるはず。んでその「あの人」と「なにか」だが、それは「マリア」の「ペンダント」と自分は推測。「あの人があんなものを身に付けているなんて」から考えると、マリアがペンダント付けているのは全くおかしくないので、うーん。でも満が中の画を限り、マリアのペンダントが途中でなくなっているので。なぜなくなったのか、どういう意味を持つペンダントかは不明。



・リチャードの蝋人形の死体に杭が刺さっていなかった理由
 これはおそらく、はじめと明智が蝋人形死体を発見した時、犯人が胴体部分に隠れていたから。だから刺さらなかった、刺せなかった。みんながリアルリチャードの殺人現場(自室)に向かった後、人形にかけられたマントから出てきて、代わりに発泡スチロールをマントの下に入れたのだろう。これで、西の塔の小暖炉の間からの密室はないものとなり、実質誰でも犯人になりうる状態に。でも自分はこの時、マントの下に隠れていたのは部屋が西の塔のマリアと予想。死体が見つかった場所が密室なんだから密室内にいる人間が犯人、でもわざわざ犯人が自分で作りだした密室にとどまったら自分が犯人ですと言っているようなもの、だから犯人は東の塔の人間、でもそう思わせるために西の塔の人間がやったのかも、ということで自分は西の塔のマリアがやったと予想。
 あと、なんで犯人がリアル人間の前に蝋人形を殺したのは、このトリックを使うためと予想。



・坂東の蝋人形が眼から涙を流していない理由
 高温になった大暖炉の間の人形は、みな蝋でできた眼から涙を流していた。しかし見つかる直前まで大暖炉の間にあって、明智の件の直後に坂東の部屋から見つかった蝋人形は涙を流していなかった。この理由は、大暖炉の間には、蝋人形ではなく、ずっと前から坂東の死体が座っていたから。坂東の蝋人形が座っていた椅子に塩が付いていたのは、坂東の死体が高温のそこに長時間座らされていて汗をかいたから。死体が汗をかくのかは知らない。たぶんかくのだろう。塩が付いていたんだし。





 以上が、割と重要なキーだと思うんだけど、正直わからん。上記内容で合っていることもあるんだろうけど、犯人が特定できん。ただ「なにか」はマリアのペンダントで、命の次に大事なそれを犯人である「マリア」はいま探しているのだろう。そこで金田一にはめられて見つかるというシーンでこの巻は終わっていた。

 南山について一切触れてないぞ!ということだが、大暖炉の間の坂東の死体を坂東の自室まで運ぶのは重労働だし、リチャードの死体についても同様で、体の大きい人が運んでいるはず、と思ったので。あとマリアが真木目と多岐川に襲わせるシーンでは、南山がマリアを必死に守ってる感があったため、マリアと南山がつながっていると判断。

 動機はまったくわからず。マリアと殺された3人の関係も、犯人に仕立て上げられそうになった明智との関係も。








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 ということです。宿題、難しかったです。100点満点で何点くらいでしょうか。30点以下なら、もう何回か読んで推理してみますが。