kiss のフォーカシングスクリーン交換 その2 〜人柱〜

前回の続き。





・前回のおさらい

kiss X4 のフォーカシングスクリーン交換 〜人柱〜

 kiss X4 に60D用のEf-Aを力技で取り付けることはできるが、レンズからスクリーンまでの距離が変わってしまい、AFで合焦してもファインダーから見える絵が合焦していなくてすこぶる不快(撮れた写真はしっかり合焦している)。

kiss X4 のフォーカシングスクリーンを60D用のEf-Aに交換するも失敗。






・そして今回

 これからも小さくて手荒に扱ってもおkなkissは使っていくつもりだし、そうするとスクリーンをなんとかして気持ちよく撮りたい。
残された選択肢は・・・

初心者用デジイチのkissちゃんには交換用のスクリーンは存在しない。正確にはcanon純正のものはなく、中国製の性能不明のものはある、といった感じ。
交換するとなると、性能不明のものを買うか、他機種のスクリーンを購入して加工して交換するかの二択、だと思う。

この前者の非純正のスクリーンに交換だ!






スプリットマイクロフォーカシングスクリーン『EC-Bタイプ』キヤノン EOS Kiss X4・X5・X6i用

 楽天で購入。5000円くらい。値段は高いが交換に使用するピンセットが手に入ったことは素直にうれしい。
 左下のビニールの中にスクリーンと透明なシムが入っている。いろんな機種に対応しているこの製品だが、kissX4はこのシムを使わなくてもおk。というより使ってはダメ。


スクリーンの写真は撮っていないが、外枠は純正のものとほとんど同じ。加工不要で装着可能。






装着完了


例1

 ↓合焦

上の写真ではスクリーン全体がモヤッとピントが合っていない状態で、中央のサークル内の上下で左右方向がズレている=美雪の首と顔のラインがつながっていない。それがAFで合焦すると下の写真のように全体でくっきピントが合い、真ん中のサークルの上下で左右の位置が一致する(説明が下手過ぎる)。



例2

 ↓合焦

こっちの例のほうがわかりやすいかも。




 スプリットマイクロフォーカシングスクリーンの原理はよくかわらんが、中央のサークル内は常にくっきり見えるが、ピントが合っていないと上下で左右方向にズレが生じ、合焦すると左右方向のズレがなくなり縦方向のラインが一直線になる。サークルの外側は測距マークがない以外は純正のスクリーンとほとんど同じ見え方。
 マニュアルフォーカスがしやすいスクリーンで、実際に確かにマニュアルフォーカスがやりやすいと感じた。
 ネットでレビューとかを見ていると測光が変化する可能性有で、交換の場合は自己責任で、らしい。測光に関して前みたいに撮り比べて比較とかしてないからよくわからん。よくわからんけど、部屋で試しに撮っている限りでは特に違和感はなし。ファインダーから見える絵はキレイになったし、合焦で綺麗にくっきりした絵が見えるようになったし、かなり満足。

スクリーンが汚れてどうしようもなくなった人にはオススメ。(交換はあくまで自己責任で)