乗鞍スカイライン サイクリング

ついに、今年の目標達成。






〜RUNMETER〜

 

 




ルートラボ






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 予定では金曜の仕事終わりに高山入りし翌朝乗鞍を目指す、だったが、行くの行かないの?と悩んでいたりして、結局行く!となり、土曜の早朝にスイフトにSCRと荷物を乗せて出発(スイフト輪行についてもそのうち書きたい)。






9:30 スタート地点到着

 乗鞍スカイラインを自転車でヒルクライムする、そのスタート地点としてはほうのき平スキー場の駐車場とスカイラインのゲートの2カ所あると思っている。ゲート手前は転回場にクルマを停めた。停めて良いかは知らないが、ゲートにいたおっちゃんにはなにも言われなかった。自分がゲートをスタート地点に選んだ最大の理由は、ほうのき平からゲートまでの標高差と勾配が今の自分には無理ゲーだと思ったから(ナビの画面の緑色の道)。結果的にはこの選択は大正解で、ほうのき平からスタートしていたら・・・と考えると恐ろしい(マジで勾配がヤバい)。


標高1700mだし、最近寒いし、気温は低い。






9:50 自転車を下ろし、組み立て、畳平に向けて出発。

 ゲートにいたじいさんに「がんばってね、バスに気を付けて、いってらっしゃい」と気持ちよく見送られ、気合いが入る。だがしかし、1km進んだくらいで腿が悲鳴を上げ、呼吸が苦しくなる。もう登りたくない、降りたい!と真剣に感じた。まだ1kmなのに。

 RUNMETERのグラフからもわかるように、速度が大きく落ち込んでいる個所は休んでいる時。もうね、10回以上足着きしましたよ。序盤から休みがあるが、これは何カ所か道路工事で片側交互通行をしていたから。最初の足着きがその信号待ちで、あーもう足着いちゃったしーで、その後も頻繁に休憩。ホント情けない。






10:30 夫婦松展望台


(よくもまぁこんな汚い写真が撮れるな・・・)

立ち寄ったものの、何も見えず、夫婦松がどれかもわからず、乱れた息を整えただけ。おそらく観光バスはここには停まらないだろうし、タクシーも寂れっぷりからして素通りしそう。三河湾スカイラインくらいの寂れっぷりだが、自転車だから行ける場所ではある。




 標高約1700mから始まるスカイラインだが、しばらくは木々の中を走る。天気が悪いせいもあって、休んでも特に写真を撮ることなく進む。

 サイコンはだいぶ前から電池切れで使用していないから走行距離がわからない。ということは残りの距離もわからない。1000m間隔で立っている黄色のポストだけが頼り、と思っていたが、RUNMETERさんがマップ・標高付きで自分の現在地を教えてくれた。






 気づくと周りの木々がなくなっていた。森林限界を超えたようだ。視界を遮るものがなくなるため絶景が広がる・・・はずだったが、天候がいまいちのよう。

ここは後半の連続ヘアピン。ヘアピンを下から見て「うわーー」と思ったが、走ってみると勾配は小さく、割と楽にクリア。ちなみに7月にバスで来た時、ここの連続ヘアピンを見て「うわー無理ゲー」と思った。




自転車入れて撮るの難しい。雲がなかったら絶景、のはず。絶景を背景に撮りたかったが、仕方がなくヘアピンを背景に。




霧というか雲で視界が数百メートル。自転車はガチ勢含めみんな無灯火だったが、自分は
 フロント:EL135点滅&パトリオ9High
 リア:Blackburn MARS 4.0点滅、TL-LD130-R点灯
と、ライトだけは一流のところを見せてやった。






連続ヘアピンを過ぎ、勾配が小さくなる。

相変わらず景色は見えないが、雲に透けた道の向こうに山ではなく空が見える。畳平まであとわずかだ(先人達が言うように、比較的標高が高い場所は勾配が小さかった)。






とうちゃくだ!(副部長風)




 ゆるい勾配、低い気温、休み休み行ったおかげで、畳平に着いた時はそこまで汗をかいていなかった。序盤は汗だくだったが。それでも少しは濡れていて、なにより寒いためちゃちゃっと着替え。ヒートテック9分丈にモンベルのレインジャケットを着こんで休憩所へ。700円のうどんと持っていったコンビニのおにぎりを食べながら外を見ると日差しが出てきた。




でもしばらくすると・・・

こんな風だ。山の天気は、と言うが、雲の中だからか仕方がない。




参考:7月に自称晴れ女!と一緒に行った時

晴天って素晴らしい。晴れ男になりたい。






 休憩を終え、乗鞍本宮で600円のお守りステッカーを買い、土産屋でお腹に「乗鞍」と書かれたさるぼぼを買った。

 せっかく畳平まで来たしということで、少し登山も。7月に行った時はあまり時間がなく、おそらく最もeasyな魔王岳2746mに登った。今回は時間があるし富士見岳2818mにトライ。




登り始めて20分くらいか。

富士見岳登頂。雲の中でなにも見えない。でも雲の切れ目から時々キレイな景色が。

緑がキレイ。割と遠くまで見えたから雲さえ無ければ、と思った。




頂上はただ石が積んであるだけで、何も見えないし、ちょっと休んですぐ降りる。

降りが怖いぜぇ〜。SPD-SLではないけど、ビンディングシューズではすこぶる降りづらい。かなりゆっくり降りたがゆっくりが下山の基本だろう。階段で転倒するレベルの自分なんだから速く降りれるはずがない。
(フィジカル部的に乗鞍はポイント高いそう)






畳平駐車場に戻り、帰りの身支度。記念写真撮影のカメラマンに写真を頼んだ一枚。

エビデンスの意味も込めて。自分が写ってる写真ってなにかとあると便利そうだし。

 この写真見て感じたことがある。自転車にいろいろと付けすぎ。一応走りに重点を置いたGIANT SCR1だが、完全にツーリング仕様。レースなんか出ないし、今となってはツーリング用のDEFYにしとけば良かったと思うが、こいつと一緒に色んな所に行ったため、買い替え含めフレーム交換するなんて考えられない。山頂で「宗谷岬」ステッカーを貼られた自転車を眺めている時にもそう思った。今回で乗鞍御守ステッカーも追加になったし。現状、ロー側のギアが足らないこと以外はこの自転車に不満はないため、買い替えの予定はない(その不満も自分の貧脚が原因なだけ、自転車のせいにするな)。






降りる前にもう一つ。日本自動車道最高地点に向かう。

畳平から少しエコーライン側に行った長野と岐阜の県境が2716mで最高地点ということを、色んな人の乗鞍ヒルムライムブログを読み漁った末に学んだ。畳平から10mちょい高いだけで、登っている感覚はほとんどなかった。特にうれしさはないが、でもやはり一応行っておきたいもの。






 さて、下山。速い速い。まさに夏色。


(0:58〜)

違う点は「君を自転車の後ろに乗せて」いないこと。この歌も乗鞍を自転車で降りながら考えたのかな、んなわけないか。ほんとブレーキ握りっぱなし。






先でも少しふれたが、現在何カ所かで道路工事をしており

赤信号なら停止して待つ必要があるわけだが、完全に停止するのが大変。ブレーキを握っても、まだ止まらん、まだ止まらん、とロードのブレーキはスピードコントローラーだ!という人の気持ちが少しわかった。




雲の切れ目からほうのき平スキー場が見えてキレイだった(副部長風の感想)。

 登っている時はあまり感じなかったけど、降りる時は標高がさがるにつれ気温が徐々に上がっていくことを風を浴びながらも感じた。少しずつ風がぬるくなる感じ。これはヒルクライムした人のみ感じることができる特権だろう。






 30分もかからずゲートへ。おじさんに「ただいま」と気分良くあいさつし、スイフトの元へ。ちゃちゃっと片付け、自分の楽しみの温泉へ。できれば高山方面の温泉に行きたかったが、高山方面に温泉があるのか不明だったため平湯へ。アカンダナ駐車場に行く途中にある「ひらゆの森」へ。少し濁ったお湯で疲れた身体を癒し、露天風呂に入る頃には雨が降っていた。あー自分にしてはめずらしく自転車に乗っている時に雨に降られなくて良かったと思った。帰りはいくら雨に降られても良い。思う存分降ってくれと。






 帰り道、高山でおいしいクロワッサンが買えると母親に言われ、=土産に買って来いということなので、調べて行った。トラン・ブルー。小さい店だったが駐車場は10台くらいの広さ。行ったのが17時くらいで、クロワッサンは既に売り切れ。仕方なく食パンを買って帰った。グルメ部員としてはクロワッサン食べたかった。





 東海北陸を走り、20時前に帰宅。お疲れ様でした。






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 他にも書きたいことはあるし、もっと超大作にしたかったげど、これが限界。




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2015年にも登りました。畳平で宿泊も! → 乗鞍ヒルクライム 2015