この旅の目的へ。
前回 の続き。
小樽から札幌へ
半日で小樽を後に。個人的な感想としては半日で充分。朝の札幌から小樽の普通列車はけっこう混んでいた。札幌で早めに並んでいたので座れたが札幌の段階で座れなかったら小樽までずっと座れない感じ。その経験があったため帰りは快速エアポートの指定席を310円で取ることに。結果的には自由席にも空きがあり、指定を取る必要は無かったが、自由席に比べシートピッチが大きく札幌まで快適に眠ることができた。
札幌駅に着いて、土産、駅弁を買うために散策。東京駅みたいに改札内に盛大に売り場があるわけはなく、駅近くで駅弁を買おうとすると改札近くの小さい売店しか見つけられなかった。そこで買ったわけだが、結果的には上手くて正解だった。
すべての買い出しが終わって初めて、朝預けた荷物をコインロッカーから取り出し、改札へと向かった。
そして、今回の旅行の目的へ
改札を通り、札幌駅の4番ホームへ。
目的はこの寝台特急カシオペアに乗ること。そこそこ人気の列車でチケットを取るのにいろいろと苦労したが、その辺の話は時間があれば別で書く予定。
さて、このカシオペアに乗るにあたり、ネットで色々と下調べをしてきたわけで。予備知識をもとに、争奪戦になるらしいシャワーカードを買うために、4号車前に並んで列車を待つことに(販売は3号車だが3号車は食堂車なので乗り込み不可)。入線の15分くらい前にホームに並び始めたのだが、3番目だったので希望の時間帯でシャワー券ゲッツ。ついでに一緒にシャワーキットも買った。すぐ買えたし、自分の部屋は食堂車から近い5号車だったために列車発車前に部屋に着くことができた。
自分たちの部屋はカシオペアツインの2F。2Fの良さは窓からの眺めの良さと、静かさ。天井に向かって窓が湾曲しており、夜は星空が見え、車輪から遠いのでガタンゴトンといった音がないし突き上げるような衝撃もない。本当に2Fで良かった。
部屋に到着。先に彼女が荷物を持って入っていたが、入るや否や「狭いね!」と。確かに狭いが、まぁこんなもんだろうという感じ。実際に16時間乗った感想としては、狭くて不便とか息苦しいといったことはなかった。
(iPhoneで撮影)
カシオペアツインはカシオペアの中では一番安いのだが、一応A寝台で、シャワーはないが、トイレと洗面台は部屋にある。
テレビもあり、ナビゲーションとBSとラジオが選べた。
発車
人身事故の影響で30分くらい遅れて発車。長い時間をかけてゆっくり進む列車だし、少し遅れるくらい問題なし。ゆっくり車内案内の冊子を読む時間ができて調度良かった。
発車後、検札とウェルカムドリンクのサービスがあり、オレンジジュースを飲みほしたところで早速12号車のラウンジカーに向かうことに。
狭い通路を通って12号車まで行くのはしんどい。
到着。
上り列車の良いところは12号車が最後尾になるからラウンジカーからの景色を堪能できることだと思う。あいにく先客がいて鉄ちゃん的な雰囲気もあり席が空く気配がなかったため10分くらいで自室に戻った。2F席の人はラウンジカーから見える景色も自室から見える景色も大差は無いので、最後尾の景色を見ないならばわざわざラウンジカーに行く必要は無いと思われる。実際に自分たちがラウンジカーに行ったのはこの1回のみ。
部屋に戻って、名残惜しい北海道の景色を楽しみつつ、これからの予定を相談したり。
北海道に行くと無性にガラナが飲みたくなるのだ。
車窓を眺めながら、少し早めの夕食を。
夕焼け、日の入り
函館までの道中、大半が海沿いを走るので景色が良い。夕暮れ時だったので写真心をくすぐられたので適当にパシャパシャ。
道内ではけっこうたくさんの駅に泊まる。これはその中の1つの洞爺。
乗る/降りる人はほとんどいないだだろうが。
完全に日も暮れたあたりで、ベッドメイク。カシオペアツインは対面ソファをフラットにしてベッドにする必要があり、やってみた。
こんな感じになる。ここにシーツを敷いて寝るわけだ。
星空
さらに日が暮れる。道内を走っている間は人気の無い場所を走るので、部屋の灯りを消すと、窓からは星空が見え、2F席だからベッドに寝っころがりながら、それがひときわ良く見えてきれいだった。
ただ、長時間露光じゃ列車が揺れるからうまくとるのは至難の業
カーブに差し掛かっていたりすると、すげー長時間露光したみたいになったり。
街の灯りがあっても良し。
機関車付け替え
青函トンネルを通過するために、函館駅で前後が入れ替わり、機関車を付け替える。カシオペアに乗ったらこれは必見らしく、函館駅に着いたらホームに出て12号車へ向かう。
青森まではこいつが引っ張ってくれる。
ホームにもラウンジカーにも人だかり。
付け替え後はすぐの発車となるため、急いで乗り込み、次のイベント「パブタイム」のために3号車に向かう。
パブタイム
機関車連結を最後まで見てから3号車に向かったが、自分たちが3号車に着いたのはパブタイムが始まる15分くらい前で、3番目くらいだった。楽勝で席に着いたが、自分たちがいる間は満席になることはなかった。
夕飯は駅弁を早い時間に食った。理由はパブタイムでも食うため。
このビーフシチューとかハンバーグが食いたかったわけだが、あまり腹が減っていなかったので、大人しくりんごアイスと紅茶だけをいただいた。
青函トンネルに入る前に部屋に戻り、寝る準備をして、ゆっくりと時間を過ごす。ここで発生したイベンツはまた今度書く。
結局眠りについたのは、青函トンネルを通過して青森に入ってからだった。
朝食
目覚めると快晴の空、と本州の住宅地。福島とか郡山あたりだった。
パブタイムでお金を払うとき、朝食の混雑具合の予想を聞いたのだが、開店(6:30)の30分くらい前から並び始めるらしく、5:30起き、6時から並び始めることを決意。結果的に3番目くらいで相席にもならず初期ロットで朝食にありつけたが、開店時にはかなりの列になっていた。
1650円の洋朝食。これにサラダとパンとコーヒーとヨーグルトと夕張メロンゼリーが付く。1650円の和朝食との2択なのだが不思議と高いと思わなかった。リッチな世界だ。
食べ終わり、自分たちが通路に出るとまだ20人くらい並んでいる人がいた。初期ロットにありつけて良かった。