鈴鹿エンデューロ2015春

8時間ロードに出場。







鈴鹿サーキットを自転車で走るイベント。F1レースとは逆周りを走る。






朝3時起床。3時半出発。
ちょうど5時に駐車場到着。


試走で1周走り、ほうこれがサーキットかと、そして8時スタート。
4人チームで出場したが、スタートの任務を任され、スタートラインに。といっても数百人でスタートするためスタートラインの後方50mくらいにスタンバイ。そして8時ちょうどにスタート。


安全に関して苦言

スタート直後の1周目は、落車多発で、5か所くらいで落車していた。イエローフラッグが振られているが、クルマのレースとは違い、誰も減速せず避けていくだけ。落車した人は行き場を失いしばらくコース上で留まる。「選手早く(コース外に)出ろよ!」みたいな声が聞こえてくるが、恰好は一丁前でも所詮素人なのだからビュンビュン自転車が通る中、動くタイミングを見つけられないのも当然。プロのレースとは違いさまざまなレベルの人が、そして大半は素人なのだから、安全に関してもう少しなんとかできないかなぁと自分は思ってしまう。そんな奴は出るなという人もいると思うが、自分はまだまだそっち側の人間ではなく、そっち側の人間にはなりたくない。結局、落車は2周目まで発生していた。しかし、その後は1度も見ていない。
 もう一点、安全上で気になったのは、先頭集団の追い越し。先頭集団はバイクに先導されていて、コースの右側を走ってくる。バイクはクラクションを鳴らしながら走っており、クラクションが聞こえたら右側を開けろみたいな意味。スタート前のライダーズミーティングで言っていた内容に「暗黙のルールとして遅い人はコースの左側、早い人は右側を」とあったが、けっこう遅い人がというより左側を誰も走っていないのに遅い人が中央あたりを走っているもんだから、非先頭集団のちょっと早い人がその遅い人を右から抜かして、またその人をちょっと早い人が右側から抜かして、という風に繰り返していくと、結果的に先頭集団が通るスペースがものすごく狭くなり、至近距離を先頭集団の自分からみたらマジで早くて化け物みたいな人たちが狭い右側を通っていく。狭いコース右側を通れずあふれた人たちは非先頭集団の合間を縫うように通っていくもんだからなおさら怖い。このあたりも、もうちょっと上手いことできないものかなと。別に暗黙のルールじゃなくてちゃんとしたルールにしろよ、と。

以上、安全に関して苦言






自分のチームは3周で交代をひたすら繰り返す作戦。自分の1ターン目のログ。

 


標高付きで


おぅ、予想よりは速く走れたぞ。3周でAve32km/hってけっこう速い。ただラップタイムは
1周目:10:30
2周目:11:00
3周目:11:30
といった具合に右肩上がりに。グラフを見る限り、このスピードの落ちがわからず、ただ実感としては周を重ねるごとに足の疲労のため、ホームストレートの上りがきつく感じたり、上り後の加速が鈍ったり。1周目はアウターロー2枚目で80rpmで上っていた上りを、3周目にはアウターローで70rpmで上る感じ。それくらい変わる。




鈴鹿サーキットの逆回りの「上り区間」と「下り区間」は
上り:ホームストレート〜最終コーナー、スプーン
下り:西ストレート後半、ヘアピン〜デグナー、ダンロップ〜第1コーナー
で、テレビで見ても、クルマのレースを見ても、今までアップダウンなんか気にしたことなかったが、けっこうな上り&下り勾配。写真で伝わるかわからんが


上りのホームストレート


ホームストレートえお平行に走るピット上の看板が段々になっているあたりがわかりやすいと思う。




下りのダンロップ

自分はこのあたりは漕がずにひたすら身をかがめて空気抵抗を減らし足を休ませることに専念。







2ターン目。

 

ちょい落ちたがまだ30km/hをキープ。




3ターン目。

 

おうふ! 余裕で30切り。風が強くなったこと、4時間の人がいなくなってコース上の人が減ったこと、そして足の疲労がたまったことが主な原因。風が強いと向かい風でスピードが落ち、でも周回コースだから追い風の区間もあるのだが、それがちょうど下りの区間とかぶって、アウタートップを回しきってしまうレベルのスピードになってしまうので、自分にとって強風はNGなのだ。人が減ると、人の後ろについて空気抵抗を減らすことができなくなるからだ。30km/h以上だと人による風よけの効果はものすごく大きい。足の疲労はもう「乳酸地獄」。




最後、4ターン目。

 

これが自分の走る最後のターンとわかっていたため足を使い切った。平均速度が3ターン目とほぼ同じくらいで、激落ちしなかったことは良かった。





レース結果

 8時間ロードは600チーム弱出場していたが、自分たちのチームの順位は100〜150位の間と、かなりの健闘。ただ個人的には自分がチームの中で遅い方で、足を引っ張ったということもあり、喜びはそこまで無い。チームメートは記録更新ですごくうれしそうだった。
 エクセルでまとめられたデータ見たが、自分のチームは平均32km/hが二人、平均30km/hが二人で、自分は後者。ちなみに11周走った自分の平均ラップは11:28で、一緒に出場した12人中5位だった。もし自分4人でチームを組んだら平均30.37km/hで、180位くらい。


 今回、3チームで出場したが、自分を誘ってくれた同期の部署の人が中心で、自分はその同期しかまともに知らない。その同期はネットでレース速報をリアルタイムに見ながら「すげーおもしろい!」と興奮していたが、自分は全く知らない初対面の顔と名前も一致しない人達一緒に走ったり競ったりしても、いまいち面白くなかった。違うカテゴリーの「アタック120」という4時間で20周する一人で出場する方が楽しそうだなと思った。ので、もしまた出用するなら、アタック120に出場して完走したい。今の自分にはとても感想は無理なので、けっこう真面目なトレーニングが必要だけども。