小さい頃の話

肝焼き






 我が家は生粋の名古屋人一家なのだが、うなぎを食べたくなると熱田の蓬莱軒へ行くことが多い。クルマで15分ほどで近いし、おいしいし。18時前に行けば少し待つだけで食べられることも多い。


うな丼

ひつまぶしも好きなのだが、お茶漬けで食べるのより普通に食べるのが好きで、だからうな丼を食べることが多い。刻んでない分、肉厚な感じがしておいしかった。




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 自分の小さい頃の記憶というのは、本人にはあまりないと思う。小さいのだから。んで最近、親せきに結婚のあいさつをしに行くと、小さい頃の話がよく出るのだが、ぼけ始めている祖母が自分の彼女にacumoはこんな子供だだったよと、小さい頃の話をしてくれるのだが、自分では覚えていないこと、でもたぶんそうだったんだろうなというような話が多い。犬の散歩のとき走り回っていたとか、声が高くてうるさかったとか。昨日は兄にも「風呂で歌うお前は音痴だった」と。小さい頃に風呂で歌っていた記憶なんてないんだが、歌っていたようだ。母親にも「音痴だったけど声だけは大きくてうるさかった」と。

 自分の小さい頃の話は、自分の記憶よりも年長者に聞いた方が良い。