北海道サイクリング2010夏②

①の続き

4日目から


〜4日目〜

7時過ぎに宿を出る。

宿のおばさんにどこまで行くのかと聞かれ
天塩まで行きたかったけど、「天塩」って地名は道内の人に知られているのか不安だった。

愛知県民の自分は「幡豆町」とか最近知った。
ここは広大な北海道だから、道民でも知らない地名はいっぱいあると思ったから不安になったのだ。

どう答えよう・・・。
結局「天塩まで行きたいですね」と答えた。
おばさんノーリアクション。
よっておばさんが天塩を知っていたかは不明。

宿を出るときにおばさんは地元名産のトマトを使ったジュースをくれた。
自分がかわいかったからか、かわいそうだったからか、頼りなさそうだったからか
なぜくれたか不明。でも感謝。





雨が降ってないから宿を出たわけだけど
宿出た直後に雨。昨日より大雨。最悪。

国道233を留萌方面に走る。
山を登り切って最高点辺りに着いたころには晴れ始めた。



山を下れば留萌。
留萌着は10時前くらい。




今日の目標は天塩まで。
でも天気予報では留萌は15時まで雨の予報だった。この時は晴れてるけど。

ひとまず留萌のライダーハウス(みつばちハウス留萌ARF)へ。
ここでライハにいた地元のおっちゃんに質問。
貧脚で自転車歴の浅い自分が暗くなる前に天塩まで行けるかと。

「今日は天気がわるいからねぇ。今日うちを出ていくライダーはほとんどいないよ。
時間あるならここで一泊した方が良い。でも時間がないなら行くしかないね。
天塩に行く途中の初山別はアップダウンが多いんだ。
あんたの脚力とか知らねぇからわかんねぇけど、けっこう大変だぞ。天塩までは。
でも今日は強い追い風だからそれがどう影響するかだね。
ま、がんばれば行けないことはないな。」

というアドバイスをいただいた結果・・・今日中の天塩着を決意。
天塩まで行きたい理由は、留萌を出ると天塩まで安い宿がないから。単純である。





そんなこんなで10時過ぎに留萌を出る。
ひたすら国道232を北上。
海側を走るから景色が良い。
おっちゃんの言う通り風が強い。っつーか横風にのって波しぶきが道を濡らしていた。
でも全体的に追い風ではある。



アップダウン。でも爽快。けっこうな追い風だし。
確かに登りはつらいが、ひと山が小さいのできつさも小さい。



途中全然車の来ない道を走っていて、道路上で懸念撮影しようとしてミスったりして。



17時前に無事天塩の鏡沼海浜公園ライダーハウス着。



この日ライハに泊まったのは自分含め3人。
一人は原付で、もう一人はバイク。
夜少し話して22時くらいに就寝。





走行距離 159.6km
Ave. 23.8km/h
Max 54.1km/h



















〜5日目〜


6時起床。
一昨日、昨日の雨でチェーンのオイルがすっかり落ちていた。シャリシャリ音がするレベル。
オイル持ってった方が良いか悩んだけど、軽量化のため家に置いてきたからこのまま行くしかないかーと思っていた。

でも、その旨を原付のライダーさんに話すとオイルをくれた。
シャリシャリ音はなくなった!ホント感謝です。

ライハで一緒だった二人に別れのあいさつをして出発。
自分が一番早くライハを出た。





今日は稚内まで行く予定。
昼ごろに着くだろうからその後は稚内着いてから考えようと思っていた。

稚内までは道道106をひたすら北上するわけだけど、この道を走ることは旅に出る前からの楽しみだった。
幸い昨日の午後から天気がよく、この日も晴れ。

うん、サイコー!!



北緯45度を超える。




手塩から稚内市街地手前までに信号は一つ。

道の駅?みたいなトコがあったけど、トイレも開いてない・・・。


右手にはサロベツ原野、左手には海とうっすら利尻富士

サイコー!

サイコー!!



この日は前日よりも強い追い風ですごく楽だった。
途中ですれ違った自転車乗りはものすごくきつそうだった。
んでAve.がこれ。


すげー!60kmも走ったのに!!





稚内市街地に入る坂道を登って振り返る。

この海沿いを走ってきたんですね。



定番?の記念撮影したりして、稚内着を実感。まだ11時前。

でもここで雨が降ってきた。
駅で雨宿りして今後の予定を考えていると自転車乗りのおっちゃんに話かけられた。

そのおっちゃんが言った。「利尻島に行け」と。
利尻島宗谷岬なんかよりも全然良いらしい。
自分は宗谷岬が最終目標なわけで、まだ4日は北海道に滞在できるから利尻行きを決意。


その日の最終便(ハートランドフェリー)で利尻島へ。
輪行袋に入れずに載せたため、たしか片道3350円くらいだった。

海が荒れてて酔う人続出だった。まさに地獄絵図。
ちなみに自分は酔ってない。





40分ほどで利尻島着。
教えてもらったライダーハウス?の眉倶楽部へ。

マスター(おじいちゃん)は優しくて感じの良い人。
ホッケのチャンチャン焼きがメインの夕食はおいしかった。

夕食後、翌日は14時のフェリーまでに利尻島を1周したいことを伝える。
じゃあ5時には起こしてやるよ、とマスター。
ここは登山する人が多いから朝は早いんだ、とマスター。
布団で就寝。

・・・

でも翌日は7時に起きた自分の方がマスターよりも早起きだった・・・!






走行距離 77.02km
Ave. 27.3km/h ←過去最高!追い風万歳!!
Max 50.7km/h





③に続く