北海道サイクリング2010夏⑥

⑤の続き

9日目から






〜9日目〜

健康ランド「いといの湯」ではしっかりと寝ることができた。
さらに当然、朝風呂が無料ということで最高の朝に。

風呂でて準備をして7時頃出発。
自転車が盗まれてないか心配だった。
一応柵にくくりつけておいたけど鍵一個しかしてないし。

無事だった。
この旅を通じて、北海道には自転車盗難とかないんかな、と思った。
それくらい無防備な感じですごく目立つとこに置いていた。

カーボンフレームでアルテグラとかカンパで組まれた
ディープリムのホイールはいたロードなら盗むけど
たかが10万のスイーツwロードなんか誰も盗みませんよってことですかね・・・。
それなららそれで良しだけど。







この日は23時のフェリーで北海道を去る。
フェリーが出るのは苫小牧東港だから、来た時と同じ港。
港までの道は周りになにもなくて、夜だとひたすら真っ暗だから
明るいうち(5時くらい)に港に着けたらなという予定。

ということは4時くらいには苫小牧市街地にいたいわけで。
ってことを前日に色々考えて決めた今日の目的地は
支笏湖新千歳空港

支笏湖は2日前にみどり湯で一緒だったライダーさんに聞いたら
「良い」
ということなので行くことに。

新千歳はなんとなく。
通り道だし、ネタ?にもなるし。








まずは支笏湖へ。

国道276を支笏湖方面に。
途中までは歩道を走っていたが、サイクリングロードが出現。
そこからはサイクリングロードを走ることに。歩道なくなっちゃったし。


支笏湖までは軽い登り。
支笏湖の湖面は標高250mで、苫小牧市街地から支笏湖までは約25km。
ということは平均1%の上り坂か。今思うと大したことないな。
まぁ実際きつかった記憶はないんだけど。






9時支笏湖着。
車、バイクは駐車・駐輪が有料らしい。
「えーマジかよ〜」と思いながら係のおっちゃんに「自転車はいくらですか?」と問う。
「無料だよ」とおっちゃん。

ということでお金を払うリア充ワンボックスファミリーを尻目に駐車場内へ。
駐輪場らしきものは見つけられず、かといってずっと押して歩くのはきつそう。
アップダウンも多少あるし。

ということで車いす用駐車場の看板にくくりつけて駐輪。
芝の斜面にある看板だからそこに駐輪しても邪魔にはならないはず。






ガォー



噂通り水がきれい。すごく透き通っている。



天気はいまいち。









支笏湖周辺には土産屋が多い。
人にあげる土産(食べ物系)をまだ買っていなかったのでここで買うことに。
合計4500円くらい。
さらに郵送してもらうのでプラス1000円くらい。

自転車で旅しているからこれはしゃーない。
リアキャリアは前日郵送しちゃってるし。








少し早いが支笏湖の飲食店が営業し始めたので
腹も減っていたし昼飯にすることに。
店は何店かあったが自分は店を選ぶ力がないなとつくづく思った。
入った店は、鱒定食売りにしていてそれを食べたくて入った。
だが「今は鱒定食は無理」と。
「じゃラーメンでいいです」

今思えばここで店を出ておけば良かった。
出てきたラーメンは北海道を全面に押し出した海鮮ラーメン。
しかしエビやホタテはゆで過ぎで固くて味がしない。
麺も生協レベルかそれ以下。
そして値段は生協の倍ほど。

ホントに「ガチンコラーメン道」の佐野実のように、一口だけ食べて
「うまかったよ・・・」と言って10円玉を差し出そうと思ったくらい。
でもカウンターじゃなかったし店員が近くにいなかったからしなかった。










がっかりして支笏湖を去ることに。
ここから先も自転車道が整備されている。

この日はちょうどラリーをやっていた。

痛車



ガチラリー










支笏湖周辺のサイクリングロードは車が来ないという安心がある。当然だけど。
でも歩道みたいに車道と並走して走る区間
車道から離れて森の中を走る区間がある。
これは後者の写真。


すごく良い感じの写真に見える。

でも、クマ出没注意の看板もある。
上の写真のエリア、すごく熊出そうで怖かった。

熊は基本的に人間に会いたくはないらしい。
人間に気付かずに、はち合わせてしまうことが多いらしい。
(人間は不味いらしい)
だからこっちが音を発して存在をアピールするのが良いらしい。

でも自分が乗っているのは静か〜なロード。
爆音ホイールとかでもなく、ハブはいたって静か。


・・・


マジで怖かった。
自分以外サイクリングロード走ってる人ほとんどいないし。
50kmくらい走って2、3人とすれ違ったくらい。

でもまぁ熊とも出会わず無事森を出れたわけで。
森を出て新千歳方面へ。
途中どう行けば新千歳方面に行けるのかわからん交差点があって10分くらい迷ったけど。
(自分は歩道を走っていた。車道走っていれば普通に行けたけど、そこはもはやチャリが走れる空気ではなかった。)






なんやかんやで空港着。
ここでも駐輪場を発見できず、少し離れたとこの歩道の柵にロック。
つーかさっきから歩道しか走ってないけどこの辺の歩道は実質自転車道だろjk
歩いて新千歳行く人なんかいないもん。









逆パンダに日焼けして髪の毛がヘルメットの形になった汗まみれの男が
一人で空港を歩くのはきつい。精神的に。

ボーっと飛行機眺めてたらピカチュウが飛んできたりして。




あと人がうじゃうじゃいるとこでソフトクリームも食った。








14時
人の多い新千歳にも慣れてきたところで
時間も時間なんで苫小牧に向かうことに。

道道130を通って国道36へ。

苫小牧のイオンに着いたのが15時。予定より早い。
イオンで夕飯を食うことに。札幌ラーメンみそ源。16時。


・・・

イオンで夕飯を済まそうと考えていたのは覚えているんだけど
イオン着いてからイオンで夕飯食うまで1時間近く時間があいている。
この日記に書いてる時刻は写真の撮影時刻を参考に書いてるから正確なはず。

空白の1時間。
何してたか全然覚えてない。
あんな格好でイオンの中で何をしとったんだ俺は・・・?






だいぶ早めの夕飯を食べ終え
予定通り明るいうちに苫小牧東港へ。
おぅ!明るい!!危なくない!!!

こんな道夜走ったら死んじゃうよ!!












18時。
そして無事苫小牧東港に到着。
着いた瞬間、今回の旅が事故もなく無事帰れそうで、すごく安心した。
「あ〜目標達成して、すごく良い旅ができたよー!」って。
目標どうこうよりも事故なく無事に帰ってこれたのが一番良かったことかな。







駐輪。
秋田新潟経由敦賀行きのバイク&車がいっぱい。


自分の自転車は間違って秋田新潟経由敦賀行きに載せられないように
敦賀直通」の紙を着けた。


自分が乗るのは下のやつ。

この時18時。乗船23時。
暇。
テレビ見たり土産買ったりして時間をつぶす。










23時。乗船。寒い。

貨物のトレーラーとかがずっと走りまわっていたせいか
すごく霧?が出ていた。寒いからね。息も白くなるレベル。




風呂入って就寝。





走行距離 107.45km/h
Ave. 20.9km/h
MAX 41.6km/h




















〜10日目〜

この旅の最終日。

朝飯はイオンで買ったパンとか。

つーかフェリー乗ってからリアルに手持ちのお金がないことに気づいて
リアルにこれ狙って、リアルに全部使ってやろうと思ってた。


結果なんも当たらず。貪欲さがダメだったのか。。。









行きの船内でもビンゴ大会やってくれたし
フェリーとすれ違う時はアナウンスしてくれるし
映画上映会もやってくれるし
こういうサービスがありがたい。
日本海フェリ−さん、ナイスです。

ビンゴ大会では1,000,000,000,000,003…いや船長さんが司会をやってくれた。
んで船の説明とか、出航時間がなぜ遅いのかとか
経営状況とか、新しい船のこととか説明してくれた。

自分は普通に聞き入っていた。勉強になったし楽しかった。

新日本海フェリーおススメです。
ご飯もそこそこおいしいし。価格も犯罪的な高さではないし。











20時
敦賀港着。

敦賀米原行きの電車の時刻は旅に出る前に調べていた。
船は波が高いせいで少し遅れていた。
ダッシュで行けば良い感じの時間の電車に間に合う。
ダッシュだ!間に合うか?





敦賀駅着。まだ間に合う。
輪行の準備。汗だく。そうかここは本州か。
いくら夜でも9月半ばの夜はまだ蒸し暑い。
北海道の気候に慣れ切っていた?身体には暑すぎる!



輪行の準備に若干手間取る。
まだ間に合う。ギリギリか。

切符購入へ窓口へ。
並んでる。自分の前には2人。


・・・


窓口の女がマジ遅い。ゆっくりしゃべってゆっくりお金かぞえて。
終わった・・・。間に合わず。
マジであの女には腹たった。





結局1時間後の電車に乗ることに。
名古屋に戻るにはこの電車が最終の電車。

しらさぎには乗っていない)



すいてるから輪行も楽々だった。
自転車立て懸けておいて自分は普通に座ってね。



米原で乗り換え。
JR西の車両で大垣まで。
へー大垣まで西の車両が来たりするんだーとかおもいながら。

当然すいてる。輪行楽勝。



大垣からはよく見る東海の車両へ。
乗った感じ新車両だった。詳しくないからよくわからんけど。










そんなこんなで名古屋駅着は24時くらい。
駅表の普段は人が多い松坂屋前で自転車組み立て。
人の少ない名古屋駅を颯爽と走る。










日付変わったころ無事帰宅。
家族全員就寝してた。

シャワー浴びて自分も就寝。



走行距離 10.35km/h
Ave. 22.5km/h
MAX 39.8km/h


























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総走行距離 732.08km
総パンク回数 0回



以上、北海道サイクリング終了。