北海道サイクリング2010夏③

②の続き

6日目から






〜6日目〜

前日に眉倶楽部のマスターが「5時に起こすよ」と言ってくれた。
そう、この日は14時の稚内行のフェリーまでに利尻島を自転車で1周す予定なのだ。

一応自分も5時に目覚ましをセットしていた。





5時。





一向に起こされない。
正直5時起きは早すぎるなと思っていたので、7時に目覚ましをセットしなおして二度寝









7時。







・・・







一向に起こされない。
誰かが起きている気配すらない。
出発が遅れるとフェリーの時間に間に合わなくなると思ったので、とりあえず起きた。


やっぱ誰も起きてない。みんな寝てる。

朝食も料金に含まれるということだったのでマスターを起こしに行く。
やっぱマスター爆睡してた。

5時に起こす約束云々についてはあえて何も言わず。





数分後に朝食ができあがり食す。
朝からがっつり。ご飯。煮魚。うどん。
おいしかった。






前日、前々日と、雲がかかって利尻富士がきれいに見えなかったらしい。
今日はどうかな、とマスターが外に出て見てくれた。
頂上付近に雲が出ているようだ。
その後、島の反対側の知り合いに電話をかけて、そっちはどうだと聞いてくれた。
反対側もやっぱ雲が見えるようだ。

でもマスターの予想では雲は次第に減っていくらしい。
自分は雲があるならあるでしょうがないな〜と思っていた。
でも雲が消えてくれるなら、それはそれでうれしいけど。













出発!

まずセコマで飲み物とか買い出し。
ついでにトイレも(眉倶楽部のトイレは汲み取り式で容量MAXになっちゃったからセコマでしてねって言われてた)。

う〜ん、やっぱり頂上は見えないね。


海もそこそこ荒れてる感じか。








利尻島には一部自転車道が整備されているが自分はそこを走るのをおススメしない。
景色があまり良くないし、細いし、鳥に注意の看板あるし
普通に島の周回道路のほうが景色きれいだし、広いし、さらに車も少ないし良い。



自分は時計回りに回った。

最初の目的地は姫沼。
姫沼への登りは想像以上。
リアキャリアの荷物は宿に置いてきたし、朝一で走り始めたから足は元気。
でもどれだけ登れば到着するのかわからない状況が非常にきつかった。

姫沼。あまり感動しなかった。がんばって登ったわりにはね。









周回道路をひた走る。いい感じ。スムーズ。
荷物を置いてきたのが良かったのか。すごく楽だ。

少しのぼったとこにある展望台へ。
おっ少し雲がとれてきたぞ。

きれいきれい。







ヲタ…いや、オタトマリ沼へ。


時刻は9時半。
おばチャン共がすこぶる多い。
観光バスの第1陣が押し寄せているようだ。
すごくきれいで良い雰囲気なのにおばチャン共のしゃべり声で台無しだ。






ノッチュ







きれい。爽快だ。







ツーリングマップルの「アザラシいるよ」の謳い文句に誘われて仙法志御崎公園へ。

ただの飼いならされた2頭のアザラシがいるだけなんだが。

ここでは餌をあげることができる。100円。
売店で魚の切り身を購入。自分が今日最初の客だという。
アザラシたちがお腹すかして待ってるって言われたらねぇ。



いざアザラシと対面。

・・・

か、かわいぃぃぃ。


投げたえさを上手にキャッチして食べてた。










利尻1周まで残りわずか。
ここにきて急にペースが落ちた。

ま、まさか・・・向かい風。

初めは荷物を置いてきたから軽やかにスタートできたのだと思い込んでいた。
しかし、そうではなかったのだ。単に追い風だったのだ。



これはキツイ。最後の最後に向かい風。それもけっこう強い。
もう勘弁してよ。20km/hも出ないよ。



向かい風と格闘して、なんとか打ち勝ち11:30に眉倶楽部到着。利尻島1周達成。






あまり時間がないのですぐさま用意をして利尻富士温泉へ。

自分はけっこう温泉が好きで風呂が楽しみだったりする。
今回の旅行でわかったことだが、疲れた体で温泉に入ると溶けそうになり最高に気持いい。
さらに温泉が好きになった。
つーか温泉入るとホントに疲れが取れる!マジで!!







その後、眉倶楽部で名物のタコカレーを食べてマスターと別れのあいさつ。
短い間だったけどすごく楽しかったよ、マスター。
また来るねノシ







同じ日に眉倶楽部に宿泊していた横浜出身のライダーさんとフェリーに。
このライダーさんは行きのフェリーで恐ろしく酔っていた。
眉倶楽部に着くなり横になって起き上らなかった。

帰りのフェリーも酔わないか不安だったらしく、酔い止めを飲んでいた。
さらにマスターに「後ろの外の席に座ると良い」と言われたので
一緒に一番後ろに乗った。

座った席、進行方向と反対に向かって座るんですが・・・大丈夫かな。
でも船からすごくきれいに利尻富士が見えた。







結局ライダーさんも酔わずに稚内に着くことができた。

ここでライダーさんとはお別れ。
今夜の宿を探していたので天塩の鏡沼海浜公園ライダーハウスを教えてあげた。






自分はノシャップ岬へ。

ちょうど夕方。良い時間に来ました。


日が沈むのを待っている時は風が強くて寒かった。ブルブルするくらい。
さすが日本で二番目に北にある岬!










稚内市街地へ。

今夜の宿はみどり湯。
ちなみにこの日の夕食は、眉倶楽部マスター特製のジャンボおにぎり!
スゲー塩が効いてておいしかった。登山に持ってく用らしい。
別れ際に手渡してくれた。そんなに俺ってかわいそう?頼りない?
それとも俺がかわいいから?



されはさておき、みどり湯は普通のベッドで寝れる。とりあえず荷物置いて場所取り。



ここは自分のイメージしていた「ライハ」に近かった。
ライダーがいっぱい集まって、バイクについて話したり、旅の情報交換したり。
この日はドイツ人1人、アメリカ人3人、合計15人くらいですごくにぎやかだった。
いろんな人がいて、そういった人と話すのは非常に楽しい。
でもみどり湯にしたら15人は少ない方らしい。

翌日はいよいよ宗谷岬に行く予定で、朝5時に起きる計画だった。
(自転車乗りの学生が5時に起きて宗谷岬に行くと行っていて、これは負けてはおれんなと思ったから)

結局、話しこんでしまい25時に就寝。











走行距離 73.77km
Ave. 22.5km/h
Max 58.5km/h